こどものころ夢見た秘密基地がそこにあるーツリーハウス 森 棚田

ツリーハウスとはNest(巣)

ツリーハウスは森と寄り添って生きるための有り難い道具であるが、あくまで森の生命共同体の一員として踏み込むための第一歩のものだ。山や森とつながって、「生きる」「いのち」 という大きな力を得ること。ツリーハウスはそのためのNest(巣)なのだ。

そういう大きな力をくれる山の神様に認めてもらうにはルールがある。山の文化、森への尊敬の念やその恵みのありがたさを忘れないこと だ。ライフスタイルは、できるだけ、山、森から「今、そこにある資源を最大活用」させてもらうこと。

ツリーライフで平和なココロと健康なカラダを取り戻そう!

「太陽、水、木、土 風」 山の中で生活が完結すること、間伐材を利用したツリーハウス、電気は100%自然エネルギーの利用、水源は山から引いた水、燃料はすべて薪、それで手作りピザやシシ肉などのジビエ料理を楽しむ。放置された棚田を復興してお米も作っている。山の中で楽しみながら自給自足生活を体験する。体験を提供するだけでなく学びの場にもなっているのがガンコ山だ。森の生命やエネルギーとつながって生きるライフスタイル、それをツリーライフと呼ぼう。ツリーライフの拠点ーそれがツリーハウスだ。

 

Off the grid ,Off the ground  不便だが、解き放たれた世界 

本来、日本の文化は自然と共生してきた文化だから、ガンコ山は、そういうものを感じられる場所にしたいと思っている。都市とつながるインフラ、無尽蔵無秩序にある都市の食材、そういうものとつながってしまったら、 森の持つ文化、本当の良さや、山の幸の恵みは吹っ飛んでしまう。苦労してつくったお米や拾った山栗でつくる栗ご飯、シイタケ、キクラゲ、ワラビ、フキノト ウ、ノブキ、タラノメ、ムカゴ、山芋 自分達でつくる味噌 、梅干、木を切り出す苦労 薪を割ること、一見不便な生活だが、都会では発揮し得ない人間の活力が生み出されているのだ。もし、無制 限に都市文化に頼れば、それらのことすべてが、ブラインドに覆われ何も見えなくなってしまう。そういう山の恵みを恵んでもらおうと一生懸命、山や森と対話をする。

 

ツリーライフで甦った縄文の魂

対話には見えないものを見る力が必要だ。これこそが縄文の魂だ。地中の種子、生命、闇にうごめく生命、未来につながる遺伝子、そして、山と付き合ってきた先人の知恵、そういうものを見えるものから想像して行動する。人が住むことで多くの生命が集まり賑わうようにすること。そのことで、山に、森に生命力が漲ってくる。人の活動とともに山や森が変化していくと、森の生命と一体となって生きている喜びを感じる。僕にはそういうことが大切だし、そのことで力が涌いてくる。多分それが本能なんだ。これは森暮らしていた縄文のDNAなんだ。その本能を呼び覚ましてくれるのがツリーハウスというNest(巣)なのだ。、現代の縄文魂は竪穴式住居からツリーハウスに変わって甦ったのだ。楽しもうよ! ツリーライフ ー 電気代も水道代もガス代もない秘密基地ー現代的縄文ロマン

                                              - ガンコ山マスター ー

原点ー僕たちの少年時代の秘密基地

このことはいつか書こうと思うけれど、今は少しだけ触れておこう。僕らの秘密基地は東京都東村山市と埼玉県所沢市にまたがる狭山丘陵通称八国山にあった。八国山は僕らの山だった。八国山とは、七国山で出てくるトトロの森の舞台になったあの山である。そこは僕らにとって、大人になるための挑戦と修業の場であっ た。ドジョウやカエル、エビガニ、ヘビは幼児期からの子どもたちの好奇心を充分に満たすものであり、ここでは書かないが、時に幼児性の残虐性の対象になることもママであった。しかし、そうやって子ども達はバーチャルではなく生き物とは何かを学んでいった。僕らは小学校5 年生になって秘密基地を作り始めた。僕らの基地はただの基地遊びではなかった。ふもとの萱場(すすき場)を利用してストローハウスのようなものを作り、各人のハウスとハウスはススキのトンネルで結ばれていた。そこでは、日々、罠づくりや弓矢づくりなどの修行が行われていた。学校にはもちろん行くが、家は飯を食って寝るためのものに過ぎなかった。つまり基地が僕らの生活の場だったのだ。この話はいずれまた話をしようと思う。

 

ガンコ山のはじまり

ガンコ山は1998年、戸数10戸しかない集落の共有地の荒れた山林を預かり誕生した。その地は、この地元の集落の共有林、共有財産である。高齢化した村の人たちはこの地が有効に生かされることを望んでいた。しかし、間伐遅れの 密集したスギ林、極相化した雑木林、入り込む潅木、つる類、侵入する竹、これらが僕たちの前に、立ちはだかっていた。だからこそ、僕ら昔の秘密基地少年たちの魂に火がついた。僕らは、誰も寄り付かない山林だから、秘密基地にする価値がある。この山に魂を入れ直してやろうと思い、荒れた山林の再生戦略が決まった。僕らは、昔の秘密基地少年達のロマンに支えられ、“森に立て篭もって生き残る(森をつくりながら森と共生し、自立自給自足する)”ことを目標とした。

 

この続きは、「秘密基地ー持続可能な立て篭もり戦略」でお楽しみください。

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人は森で甦る!

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