ガンコ山について ミッション

人を元気にすること 疾患があっても元気があれば病気ではない。歳をとっても元気があれば老いることはない。そんな元気を呼び覚ます山でありたい。

目指すべきフィールド
Off the grid な里山を造っていく過程で、AIや便利さだけでは見つけられない豊かな世界を感じるフィールド/ 豊かな感性を育み、自立協働して生きていく技能を磨く人材開発フィールド

ガンコ山マスターの独り言

人生はいいこともあれば、悪いこともある、差し引きゼロだろう、うまくいくこともあれば、うまくいかないこともある、うまくいかないことが九割だろう。それでも、人生の最後に自分は精一杯やれるだけのことはやったと思えれば良しなのだと思う。ガンコ山にめぐり合い、ガンコ山を育て、ガンコ山を愛し、ガンコ山で修行し、ガンコ山に育てられた。人生の苦難を迎えたときガンコ山は優しかった。人生の節目を迎えた時、ガンコ山は大きな勇気をくれた。きっと最後に、「ありがとう、ガンコ山」と言うのだろう。

山ノ神 荒神さまと荒神の森

ガンコ山に100年以上前に建てられた小さな祠がある。先人が森羅万象に畏怖して建てたものだ。明見、九頭龍の二文字が彫られている。いずれも水、星 空など森羅万象を体現する。祠の塚をシイノキの大木が囲み、高空の樹冠を見れば葉と葉が重ならずジグソーパズルのような独特の模様を形作っている。これをクラウン.シャイネス(樹冠の配慮)という。木は氣なり、強大なエネルギーを静かに溜め込む荒神さんがここに鎮座している。木々は300年400年と生きていく。国の体制や、企業の歴史など1本のシイノキの歴史にも及ばない。現代人に木々のエネルギーに触れて欲しいと思う。荒神さんの力を真に畏れて欲しいと思う。天地万物に抱かれて生きていた頃を思い出して欲しいと思う。日本の人が自然と断絶して生きるようになったのは、戦後たかだか数十年でしかない。明治以前は「自然」という言葉が存在しないほど、森羅万象の中で生きてきた。その知恵はどんなに人工知能が発達してもカバーできるものではない。AIやITの奴隷にならないためには、もういちど、森羅万象、天地万物の中に自分を発見することが必要だ。参加者の一人は言った。「ITや人工知能で社会ば便利になっても、人の心が豊かになるわけではない」

Off the grid ,Off the ground 秘密基地

「太陽、水、木、土 風」 山の中で生活が完結すること、間伐材を利用したツリーハウス、電気は100%自然エネルギーの利用、水源は山から引いた水、燃料はすべて薪、それで手作りピザやシシ肉などのジビエ料理を楽しむ。放置された棚田を復興してお米も作っている。山の中で楽しみながら自給自足生活を体験する。体験を提供するだけでなく学びの場にもなっているのがガンコ山だ。森の生命やエネルギーとつながって生きるライフスタイル、Off the grid

 ツリーハウスとはNest(巣)

ツリーハウスは森と寄り添って生きるための有り難い道具であるが、あくまで森の生命共同体の一員として踏み込むための第一歩のものだ。山や森とつながって、「生きる」「いのち」 という大きな力を得ること。ツリーハウスはそのためのNest(巣)なのだ。

そういう大きな力をくれる山の神様に認めてもらうにはルールがある。山の文化、森への尊敬の念やその恵みのありがたさを忘れないこと だ。ライフスタイルは、できるだけ、山、森から「今、そこにある資源を最大活用」させてもらうこと。

原点ー僕たちの少年時代の秘密基地

このことはいつか書こうと思うけれど、今は少しだけ触れておこう。僕らの秘密基地は東京都東村山市と埼玉県所沢市にまたがる狭山丘陵通称八国山にあった。八国山は僕らの山だった。八国山とは、七国山で出てくるトトロの森の舞台になったあの山である。そこは僕らにとって、大人になるための挑戦と修業の場であっ た。ドジョウやカエル、エビガニ、ヘビは幼児期からの子どもたちの好奇心を充分に満たすものであり、ここでは書かないが、時に幼児性の残虐性の対象になることもママであった。しかし、そうやって子ども達はバーチャルではなく生き物とは何かを学んでいった。僕らは小学校5 年生になって秘密基地を作り始めた。僕らの基地はただの基地遊びではなかった。ふもとの萱場(すすき場)を利用してストローハウスのようなものを作り、各人のハウスとハウスはススキのトンネルで結ばれていた。そこでは、日々、罠づくりや弓矢づくりなどの修行が行われていた。学校にはもちろん行くが、家は飯を食って寝るためのものに過ぎなかった。つまり基地が僕らの生活の場だったのだ。この話はいずれまた話をしようと思う。