ガンコ山は生命共同体

ガンコ山では都市や他の森では見られない希少な生物を観察することができます。

「トウキョウサンショウオ」

「モンキアゲハ」

「ミヤマカラスアゲハ」

「カラアスアゲハ」

「ジャコウアゲハ」

「アオスジアゲハ」

「ミヤマクワガタ」

「天然のヘイケボタル」

「クロマドホタル」

「オニヤンマ」

「タマムシ」

「コオニヤンマ」等の 昆虫・水生生物

ガンコ山にある希少な植物

「ハナイカダ」「サシハイラン」「マムシグサ」

お茶になる木

「シナモン」「クロモジ」

棚田の生物たち

「イモリ」「アカガエル」

「トウキョウダルマガエル」

「トウキョウサンショウオ」

「ヘイケボタル」

他にもガンコ山には様々な動植物小生物が共生しています。

れらの生物多様性の維持を助け共生しているシステムが電気エネルギー・水・燃料・食料を自給していOFF THE GRIDというライフスタイルです。

Off the grid ,Off the ground 秘密基地

「太陽、水、木、土 風」 山の中で生活が完結すること、間伐材を利用したツリーハウス、電気は100%自然エネルギーの利用、水源は山から引いた水、燃料はすべて薪、それで手作りピザやシシ肉などのジビエ料理を楽しむ。放置された棚田を復興してお米も作っている。山の中で楽しみながら自給自足生活を体験する。体験を提供するだけでなく学びの場にもなっているのがガンコ山だ。森の生命やエネルギーとつながって生きるライフスタイル、Off the grid

人材開発フィールド 
AIや便利さだけでは見つけられない豊かな世界を感じるフィールドでありたい、そして豊かな感性を育み、自立協働して生きていく技能を磨く人材開発フィールドでもありたい。自然の中での生活から何を学んでいくか? それは己の強みを生かすこと、日本のように型枠の中にはめることが教育ならば、教育されると人は弱くなる。型枠にはまって答えを求める教育よりも過程が大切なのだ。自然の中での生活は気付き力 想像力 創造力 観察力 応用力 適応力を養う。型にはまった教育で個性を奪うとこういったものが奪われてしまう。自然生活がスポーツと違うのはアタマとココロとカラダの連携をよくしてくれることだ。人は大人らしくなると成長しているようで、実は動物としての機能を失いがち。野生を失うと言ってもいい。自然の中で生きていく時、アタマとココロとカラダが自然に適用して動く。ガンコ山での活動はアタマとココロとカラダの連携を強めることにものすごく役立つと信じている。

山ノ神 荒神さまと荒神の森

人と森 人と自然 人と人を結ぶ縁結びの場

ガンコ山に100年以上前に建てられた小さな祠がある。先人が森羅万象に畏怖して建てたものだ。明見、九頭龍の二文字が彫られている。いずれも水、星 空など森羅万象を体現する。祠の塚をシイノキの大木が囲み、高空の樹冠を見れば葉と葉が重ならずジグソーパズルのような独特の模様を形作っている。これをクラウン.シャイネス(樹冠の配慮)という。木は氣なり、強大なエネルギーを静かに溜め込む荒神さんがここに鎮座している。木々は300年400年と生きていく。国の体制や、企業の歴史など1本のシイノキの歴史にも及ばない。現代人に木々のエネルギーに触れて欲しいと思う。荒神さんの力を真に畏れて欲しいと思う。天地万物に抱かれて生きていた頃を思い出して欲しいと思う。日本の人が自然と断絶して生きるようになったのは、戦後たかだか数十年でしかない。明治以前は「自然」という言葉が存在しないほど、森羅万象の中で生きてきた。その知恵はどんなに人工知能が発達してもカバーできるものではない。AIやITの奴隷にならないためには、もういちど、森羅万象、天地万物の中に自分を発見することが必要だ。参加者の一人は言った。「ITや人工知能で社会ば便利になっても、人の心が豊かになるわけではない」

原点ー僕たちの少年時代の秘密基地

このことはいつか書こうと思うけれど、今は少しだけ触れておこう。僕らの秘密基地は東京都東村山市と埼玉県所沢市にまたがる狭山丘陵通称八国山にあった。八国山は僕らの山だった。八国山とは、七国山で出てくるトトロの森の舞台になったあの山である。そこは僕らにとって、大人になるための挑戦と修業の場であっ た。ドジョウやカエル、エビガニ、ヘビは幼児期からの子どもたちの好奇心を充分に満たすものであり、ここでは書かないが、時に幼児性の残虐性の対象になることもママであった。しかし、そうやって子ども達はバーチャルではなく生き物とは何かを学んでいった。僕らは小学校5 年生になって秘密基地を作り始めた。僕らの基地はただの基地遊びではなかった。ふもとの萱場(すすき場)を利用してストローハウスのようなものを作り、各人のハウスとハウスはススキのトンネルで結ばれていた。そこでは、日々、罠づくりや弓矢づくりなどの修行が行われていた。学校にはもちろん行くが、家は飯を食って寝るためのものに過ぎなかった。つまり基地が僕らの生活の場だったのだ。この話はいずれまた話をしようと思う。

 

森の梁山泊...それがガンコ山

1998年昔の秘密基地少年の魂を引き継いだものたちが集まり森に立て篭もった。誰も見向きもしなかった荒れた森の中に、ツリーハウスを作り始めた。新たなる秘密基地の建設。すべてはここに集まるメンバーの手で造られて行く。そして、ここだけですべてが完結する立て篭もりシステムを目指した。水は沢から引き、電気エネルギーは20年前にして、すべて自然エネルギーでまかない、燃料は薪でまかなう。水道局とも、電力会社とも、ガス会社とも契約のない完全資源循環型のライフスタイル=OFF THE GRID!! を貫く。山につづき放置棚田に稲穂が実るのも復活させていく。これを進めるに知力体力感力を養い、あるものは木に登るを得意とし、あるものはエネルギー技術に習熟し、あるものは、ヨガで気を養い、ここに集まるものは大体において大工術を習得し、鉈や薪割り、チェーンソーなどの刃物扱いに習熟し、田作りにも通ずる。ここは都会では発揮し得ない能力を持つものたちが集まる森の梁山泊なのだ。体験だけでもお試しあれ。修行なくしてできるものは何一つなし。学ぶべし、創るべし、そして後世へ伝えるべし。人は自然の一部だ。

ガンコ山マスターの独り言 山が誘うよ

人生はいいこともあれば、悪いこともある、差し引きゼロだろう、うまくいくこともあれば、うまくいかないこともある、うまくいかないことが九割だろう。それでも、人生の最後に自分は精一杯やれるだけのことはやったと思えれば良しなのだと思う。ガンコ山にめぐり合い、ガンコ山を育て、ガンコ山を愛し、ガンコ山で修行し、ガンコ山に育てられた。人生の苦難を迎えたときガンコ山は優しかった。人生の節目を迎えた時、ガンコ山は大きな勇気をくれた。きっと最後に、「ありがとう、ガンコ山」と言うのだろう。